賃貸物件に住んでいる人の中には、いつかは持ち家の立場になりたいと考えている人も多いでしょう。
持ち家は大きく分けると一戸建てとマンションに分かれます。
一戸建ての方は、所有権や利用のルールを考える時に、持ち主が一人であればあまり深く考える必要がありません。
一方、集合住宅の場合は事情が違ってきます。
集合住宅の特徴は、同じ建物の中に複数の人が住み、それぞれの住人がマンションの所有者であるということです。
その結果建物のうち、購入した部屋そのもの等その人専用の部分がどこまでで、ロビーや階段等は共有部分ということや、土地については原則床面積が基準となって持分が決まるというルールが必要になってきます。
また、多くの住人の意見がまとまらずに修繕ができなくなったり、共用部分の使い方を決めたりする場合にも一定のルールが必要です。
こういった目的から作られた法律が区分所有法です。
つまり区分所有法はマンションのための法律と考えるといいでしょう。
もちろん倉庫など建物と所有の形態によっては区分所有法の適用がある場合もありますが、基本的には、この法律があるおかげで集合住宅に安心して住めるようになると考えてもいいでしょう。
マンションは集合住宅の総称です。
構造は鉄筋コンクリートでRCまはたSRCと表記されます。
鉄骨造りでもマンションと呼ばれることはあります。
魅力のひとつとして、高いセキュリティー、防犯性とその利便性です。
入り口がオートロックになっている場合は外部の人を容易に立ち入らせることはできませんし、エレベーターも居住者しか降りることができない仕組みになっている、など様々な防犯対策が施されています。
利便性としては管理人が常駐していると困ったことがあったときにすぐに対応してくれる安心感がありますし、廊下やエントランスロビーの掃除、ゴミの管理などを行ってくれます。
また、宅配ロッカーなどがある場合も多いので、昼間仕事をしている単身者の方などには特に便利です。
大規模なマンションでは共有設備として住人が集まれる集会所などがあります。
また、子供会、老人会などの活動を推進している場合もありますので他の住人の方との交流も活発です。
賃貸、自己所有共にこのメリットを享受することができます。
自己所有している人にとって、さらに魅力的なのは構造が頑丈な建物であることからメンテナンスが容易で、リフォームするにもそれほどコストはかかりません。
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最終更新日:2024/11/19
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